AIで画像生成や動画生成をして今後のプロモーションに生かす準備
作業活動の記録として作業報告をアップします。
4月5月は、インフラ整備に力を入れつつ、4月15日よりポッドキャストを毎日配信に切り替えました。
この記事の目次
1. 近況報告
★4月15日 ポッドキャストコンテンツ『今日は何の日?』を配信開始
★4月29日 グラフィックボード搭載のゲーミング・デスクトップPC新規購入
★4月29日 AI画像生成オープンソース 『Stable Diffusion』にて画像生成に挑戦開始
★5月4日 AI動画生成オープンソース 『Creative Reality Studio』にて、AI生成画像をおしゃべり動画を制作開始
★5月5日 AI生成のおしゃべり動画をインスタグラムにリール投稿
★5月25日 『PowerDirector365』を契約して動画制作開始(youtube動画を「静止画」のみから”動画風”に変更)
2. 活動の経緯
画像生成や動画生成にチャレンジしたのは、音声コンテンツの導線として、ビジュアルから入ってもらう必要性を感じたからです。
一時期騒がれた画像生成AIはすごいスピードで進化していることを実感しています。
その代表格の『Stable Diffusion』は、Webのインターフェースのみで無料で制作することもできなくはありませんが、枚数制限があることから、自前で制作できる環境を構築することにしました。
何枚でも無料で作り続けられます。
その場合、グラフィックボードを搭載したPCを用意する必要があり、購入に踏み切りました。
現在は、まだ試しに作っている程度ですが、徐々に勉強を進めて音声コンテンツとともにクォリティの高い映像をお届けできるようにしたいと思います。
3. 購入PCスペック
Legion T570i
- CPU: インテル Core i7-12700F プロセッサー ( P-core 2.10 GHz E-core 1.60 GHz)
- グラフィックカード : NVIDIA GeForce RTX3060 12GB GDDR6
- メモリー : 16 GB DDR5-4800MHz (UDIMM) - (2 x 8 GB)
- ストレージ1 : 512 GB SSD M.2 2280 PCIe Gen4/4 + 1 TB HDD 7200rpm 3.5"
Stable Diffusionを快適に操作するには、グラフィックボードは12GB以上は必要ということで、最も安価に変えそうなPCを選びました。
問題なく快適に動いています。
4. 制作物
4-1. 画像生成
当サイトのトップページのヘッダー画像やポッドキャスト作品のYouTubeの画像やインスタグラムのリール動画の画像生成をしました。
4-2. 動画生成
YouTubeは、とりあえず画像を貼り付けただけで動画としては「動かない動画」のままです。
とりあえず、『アイコン』を用意すれば、しゃべっている画像を自動生成してくれる『Creative Reality Studio』というサービスを利用しました。
『Stable Diffusion』で、画像を生成して、それを『アバター』として『しゃべる動画』を生成しました。
口の動きは、しゃべっている言葉(音)を認識して、それに合わせて動かしてくれます。
文字入力をしてAIによる音声を自動生成しつつ、動画を生成することもできるし、あらかじめしゃべっている音声をアップロードとして、その音声に合わせて口を動かしてくれます。
上記の動画は、あらかじめ作成した音声データに合わせてしゃべる動画を制作したバージョンです。
とてもお手軽に作ってくれますが、無料には制限があります。
14日間ごとに「15秒×20回」までしか作れません。
有料課金しても大して制作可能枚数は増えないので、よほど作りたい局面がないと手を出せないサービスのように感じてます。
ただ、技術としてはすごいと思いました。
最初は、アニメキャラっぽいイラストでやってみたかったのですが、人間の顔として認識してもらえず、少しリアルな画像を生成してから、『おしゃべり動画』を制作しました。
5. PowerDirector365による動画制作
動画制作は、従来は『VideoProc Vlogger』を利用していましたが、編集機能や各種エフェクトツールが貧弱だったので、有料のサービスを導入することにしました。
詳しくは上記の記事をご参照下さい。
youtubeへの第1回目の投稿はこんな動画です。
キャラクターその他すべての画像は、画像生成AI『Stable Diffusion』で生成しました。
同じキャラクターを複数生成したり、複数人のキャラクターを一つの画像に収めるのは、難易度が高く結構苦労しました。
6. PowerDirector365でMV風動画を制作してみた
追記(6/12)
とりあえず、AIで生成した画像で、ボイスドラマのサイドストーリーをMVで作成してみました。
本当は、本編の前に、この動画をプロモーションとして、定時更新は、本編ドラマにする予定でしたが、時間が足りず、このMVのボイスドラマを本編にしてしまいました。
※動画の埋め込みが許可されていないので『YouTubeで見る』をクリックして本編をご視聴下さい
7. 必見!『AI生成物と著作権の関係』に関する文化庁のセミナー動画
追記(6/22)
AI生成物は各方面で、著作権に関する意見が氾濫しており、監督官庁である文化庁の現段階での見解を把握するためには、この動画は必見だと思います。
youtuberが、私見を交えて情報発信する内容を鵜呑みにするよりもはるかに確実な内容だと思います。
全部で約1時間、倍速で視聴すれば30分ですので、AI生成物で発信やビジネスをお考えの方は、ご視聴をお勧めします。
7-1. 私がこのセミナー動画で得たこと
◆3つの論点
- AI開発・学習段階での著作物の利用は、『著作権法第30条の4』の権利制限規定により、問題無し
(但し、生成物の利用との併存は制限規定が適用されない) - 生成・利用段階での著作物の利用は、基本的に通常の著作権侵害の判定と基本的に同様。
『類似性』と『依拠性』の両方に該当する場合に侵害となる
(但し、「依拠性の有無」に関してはAIの生成が特殊なため、現在文化庁でも検討段階にあり注意が必要) - AI生成物に対して著作権が認められるかどうかも、通常の著作権の考え方が適用される
『創作意図』と『創作的寄与』の両方が認められると著作権が認められる
(但し、『創作的寄与』については、現在文化庁でも検討段階であり注意が必要)
引き続き、文化庁の動向は注視するのが良いでしょうね。